ジェムケリー凸撃レポ2 現地到着!

By sakuragai

9月17日、私は、キャミソールの上から黒のパーカーをはおり、ポケットにレコーダーと防犯ブザー、携帯を隠して会場に向かいました。会場の中で「上着を預かる」といわれた時、脱がずに済むための口実になるからです。

携帯は何かあった時、すぐ警察に連絡出来る様にと。

また、カバンを預かられる事も想定して、いらないカバンに空の化粧品などゴミをつめて持っていき、貴重品はロッカーの中に預けておきました。

NEXTの入り口から入ると、ジェムケリーイベント告知のでかい垂れ幕がかかっていました。

悪徳業者のくせに、随分堂々としたもんです。

会場は3Fの元ビルケンシュトックのあった所でした。

中は倖田來未の曲がガンガンかかっていて、一見すると普通の宝石屋です。

1万か2万程度のネックレスや指輪が普通に売っていましたが、デザインも悪くありませんし、接客の仕方もそんなにしつこくありません。

私は、てっきりそこでネットに書かれてるような押し売り展示会が行われてると思ってたのでびっくりしました。レジに何人か並んでる女の子もいました。私もジェムが悪徳だと知らなければ買っていたかもしれません。

「すみません、ネックレス取りにきたんですが」

葉書をジェムの女店員に渡しました。

店員は、箱を取り出し、

「この中からお好きなネックレスを一つ選んでください」と

箱を開けると、中には、おもちゃっぽいネックレスが10種類ほどありました。

中から一つ選ぶと、店員は受け取り票を用意し、

「お名前を書いて下さい」こうやって個人情報を手に入れ、後日電話で呼び出すのか?と思い

本名を書かずにでたらめの名前とデタラメの番号を書いておきました。

「もういいですよ。お名前とご連絡先だけで結構です」

私は、店員に

「ここは20万、30万以上の高額な商品って扱ってないんですか?」と尋ねました。店員は、

「それは、こちらでは扱ってませんが、NEXTの14Fで展示会をやってるのでそちらでは扱ってますよ。もし宜しければご案内いたしますが・・」

「・・・いえ、結構です」

「そうですか、分かりました」

私はそのまま店を出ました。

あれ?たったこれだけ?

何十万もするようなネックレスを押し売りされるかと思って行ったのに、何か意外だな・・と拍子抜けしました。

でも、送られてきたDMにはただイベントとしか書いておらず、ジェムが何を扱った店なのかも具体的に書いてありませんし、何のイベントの告知なのかも分かりません。その点を突いてみようと思い、私は、レコーダーを取り出し、受話器に近づけ、DMに載ってた問い合わせ先の番号に電話をかけました。

「もしもし、ジェムケリーさんですか?私、今ラフォーレ原宿新潟の3Fの店の前にいるんですが、先日そちらからDMが送られてきたんですけど、それには販売目的だという事も何のイベントかも書かれてないんですよね?それに、店の人から聞いたんですが、何か、NEXT14Fの方で、高額な宝石を扱った展示会をやってるって聞いたんですが・・販売目的も告げずに公共の出入りしないところに連れ込んで勧誘をするのって違法じゃないんですか?」

そういうと、電話主の男は半ば怒ったような口調で、

「あのですね~。クレームでしたらお客様相談室の方へ言ってもらえませんか?」

桜 「分かりました。じゃあ番号を教えて頂けますか?」

男 「********です」

桜 「では、そちらに掛けさせて頂きますので、失礼しますっ!」

電話を切り、レコーダーを再生しました。

でも、入っているのは自分の声と外の騒音だけです。

あちゃー失敗・・

もっと静かな所で電話すればよかった(>_<。)

電話の声ってレコーダーで録音するにはあまり向かないみたいです。

仕方ないので、再度さっきの店へ

「すみません、やっぱりこれー、違うのに交換してもらえませんか?

おもちゃネックレスなんて別に何だっていいんですが、話のきっかけを作るために、さっきのネックレスをわざわざ別のものに交換しに行きました。

桜 「あと、さっき言ってた14Fにある百万程度の商品の置いてある、展示会にも行って見たいんですが」

ジェム女 「かしこまりました、すぐご案内いたしますので」

桜 「別に販売目的を隠して呼んでる訳ではなく、消費者契約法や特定商取引法にも一切違反してる訳じゃないんですよね?」

ジェム女 「・・・はい」

桜 「ならいいんですけど」

ジェム女 「こちらで宜しいですか?」

桜 「はい、こちらで」

私はここで更にしつこく食いついてみました。

桜「ネットで書かれてる苦情は、全部嘘なんですよね?」

ジェム女「あ、えっと・・ネットで書かれてる?」

桜「ええ、悪徳商法マニアックスって知ってますか?それと苦情の坩堝ってサイトは知ってますか?」

ジェム女「いえ、あのー・・」

桜「よく分かりませんか?」

ジェム女「はい・・・・ご案内しますので少々お待ち下さい」

女は、控え室に入り、しばらくすると中から上司らしい男が出てきました。

「お待たせ致しました。14Fの方までご案内致しますので・・」

私は上司に、

「14Fっていうと、オフィスエレベーター乗らないと行けないんですよね?それって一般人は簡単に載ったりとか出来ないんじゃないんですか?」と尋ねました。

「大丈夫ですよ。一緒にご案内しますので」

上手く交わしてきます。

桜 「そうじゃなくて、こういう風に係の人が一緒に行かないと乗れないんじゃないんですか?」

上司 「そうですね」

桜 「つまり、簡単に出入り出来ないって事ですよね?そういう所に連れ込んで100万くらいの商品を勧誘してるんですか?

上司 「そうではなくって、こちらの方はラフォーレさんの、こういう形の商品なんですよ。ラフォーレさんの方では、高額の商品は置けないんですよ。セキュリティーの問題で・・」

桜 「高額の商品っていうのは、ダイヤモンドとかアレキサンドライトとかトルマリンとか、そういう感じの高い商品ですか?」

上司「高い商品です。それを今回、同じビルの上の方を借りさせて頂いて、そちらの方で展示させて貰ってるんですよ」

桜 「ダイヤモンドもあるそうですが、(そこで扱ってる)ダイヤのカラット数っていくつですか?」

上司 「0.1、0.2、0.3、0.4、0.5・・1カラットは無いですね」

桜 「それ以上の物は無いんですか?」

上司 「はい」

桜 「ダイヤモンドっていうのは、大粒のものだったら100万位の高額の商品ってあると思うんですけど、0.3カラット位の物だったら、100万位の商品なんてそんなに無いと思うんですよね?他のお店だったらもっと安く置いてると思うんですけど」

上司 「ええとですね、ダイヤのグレードによりますね。ダイヤモンドというのは、グレードってものがございまして、大きさとか重さをあらわす『カラット』ってものがありますよね?ご存知のように0.3カラットですとか1カラットですとか・・天然のものになりますので、品質を表示する単位があるんですよ」

桜 「クオリティーですか? でも『クオリティー』『カット』『カラー』がすべて最上級でも、0.3カラット位の大きさのダイヤだったら、そんなに値段は高くないと思うんですけど」

上司「あのー・・」

桜 「デザイン料が入ってるんですか?デザイナーの」

上司 「あのね、ルース・・石の状態ですと、もちろんその市場の値段にはなるんですけど、えーっと例えば・・デザインをシルバーに仕上げるですとか、プラチナに仕上げるですとか、そういうものでも勿論値段は変わってきますし、そのデザインをシンプルなデザインなのか、凄く手の込んだデザインなのか、そういうのでも変わってきます・・あとは仕上げの値段ですとか」

桜 「仕上げの値段?」

上司 「はい、そういう場合お店の方からメーカーに依頼するんで、そこの職人さんに作って貰ってるんですよ」

桜 「その加工費用が上乗せされて高いんですか?」

上司 「上乗せっていいますか・・もちろんその加工費ってのを頂かないと、もちろんプラチナですとか、そういう物も使ってるので、それは勿論頂いておりますよ。ただ、その値段はうちの値段じゃなくてメーカーの値段になってきますね」

桜 「メーカーの値段ですか?」

上司 「メーカーでどうしてもこれだけかかるっていう・・」

桜 「そのメーカーというのは何処なんですか?」

上司 「メーカーですか?メーカーはいろいろございますよ」

桜 「いろんな所に受注してるんですか?」

上司 「そうですね、いろんな所に・・応募して頂いたメーカーもございますので、いろいろなメーカーとの契約で・・」

桜 「誰か、有名なデザイナーがデザインしている商品なんですか?」

上司 「いや、もちろん有名人のデザイナーは使わないですよ。縁があるのは倖田來未とコラボレーションさせて頂いてるお店、後は普通のお付き合いさせて頂いているメーカーさんでデザインを起こして頂いたんです。そういう形の商品なんで・・」

桜 「それで、本来なら他のお店で10万くらいで変えるような商品が100万だったりするんですか?」

上司 「あの・・ちょっと何か・・ございました?」

桜 「何か?」

上司 「何処で知られたんですか?さっきから・・100万とか、買わせるとか・・何かあればお話お聞きしますけど・・」

気がつくと、店の中のお客が私らの方をじろじろ見ていました。私は構わず、

桜 「悪徳商法マニアックスとか、苦情の坩堝とか、そういったサイトはご存知ですよね?」

上司 「あーなんか、そういったのは聞いてますけど・・」

桜 「あと、2ちゃんねるっていう・・俗に言う『便所の落書き』って言われてる掲示板があるんですけど、まあネットの苦情ですので、全部が全部本当の事とは限りませんけどね・・」

上司 「あのー・・他のお客様もいらっしゃいますので、別の場所でお伺いいたしますけど」

桜 「まあ、ネットの苦情ですので、全部が全部本当の事とは限りませんよね? 本当の事じゃないのならいいんですけど・・」

便所とか、店の中で下品な単語を上げたり、私がでかい声で喚き立てるので上司は焦って、私を外に連れ出そうとしてきました。

他のお客はじろじろ私達の方を見ています。

「他のお客様もいらっしゃいます」

そういうと上司は私を店の外へ連れ出しました。

上司 「お客様は、ジェムケリーにお越し頂いた事はあるのですか?」

桜 「ありません。でも前々から名前は知っていました」

上司 「あ、有難うございます」

そこで、この男から名刺を貰いました。

名刺には 『横浜店店長 加藤宗彦』 と書かれていました。

エスカレーターで下に降り、連れて行かれたのはNEXT1Fの隅っこ。

加藤 「宜しいですか?」

桜 「あの、お店の方には行かないのですか?」

加藤 「お店は一応お客様がいらっしゃいますんで、もしそういうご意見のようでしたら私がこちらで承ろうと思ってるんですけど」

私は駄目もとで

「・・14Fの方に行ってみたいんですけど、それは駄目でしょうか?」と聞くと

「あ、14Fの方ですか?いいですよ」との返事が。

「じゃあ、そちらの方へ」

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